友達のお姉さんのお子さんが奨学金をもらって大学に通っていた。
一昨年に卒業し、今は特別支援学級の教師をしている。今どきとても早婚なのだが、去年の夏に大学時代の友達と結婚した。
写真を見せてもらったが、新郎新婦以外はマスク姿なので、ちょっと違和感。
コロナ禍なので仕方がないのだけども。
その娘さんが、理工学部出身なんだけど、友だちの半数以上が奨学金をもらって大学に通っていたらしい。
つまり、社会人になった時点で、数百万円の借金をしているということだ。
私たちの子供の頃は、高度経済成長からバブルに向かう華やかな時代で、クラスの多くの女子がピアノを習ったり、バレエのレッスンをしていた。
それが当然で何も自分が恵まれているなどと思ったことはない。
ちょっと苦労していたのが、お母さんだけの家庭や、お父さんが病気をされて仕事を休んでいる家庭だけだった。
今は、両親とも非正規になったり、長引く不景気で、貧窮している家庭も多いと聞いた。
奨学金をもらうと順調にいったとしても40代まで返済することになるそうだ。
これでは、新卒で入社した会社にとどまることになり、新しい会社を立ち上げることなどできないだろう。
私が思うに、奨学金をもらったとしても、一生懸命頑張って成績が良かった学生は、免除したらどうなのだろうか?
もちろん、遊んでばかりいる学生の免除は不要だと思うが。
でなければ、奨学金とは名ばかりの学生ローンになってしまう。
大学入学はスタートだと思うのだが、多くの学生はゴールだと考え、飲み会にデートにと遊んでしまう。
私もそうだったので、人のことは言えないが。
おまけに最近の学生は、リモートで授業を受けているということだ。
これは通信教育と変わらず、奨学金を返すのは本当に可哀そうだと思う。
一日も早くコロナがおさまり、若い学生たちがよく遊び良く学べる世の中になることを願うばかりである。
つくづく自分は良い時代に青春時代をすごしてきたのだと思う。